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ほうじ茶のカフェイン占有量〜お茶やコーヒーとの比較

カフェインはコーヒーだけではなくお茶の葉や実にも含まれています。
カフェインの量はお茶の種類によって違いますが、高温で焙煎するほうじ茶の場合はカフェインは昇華(固体から直接気体に変化する現象)するので他のお茶に比べて少なくなります。

また、春茶と夏茶では夏茶の方が若干多くカフェインを含んでおり、芽と葉では芽のほうに多く含まれています。
芽よりも下の茶葉を多く使っているほうじ茶や番茶はカフェインの量も少なめです。

特にほうじ茶はおちゃにもともと含まれている成分同士が合わさってカフェインの作用を抑えるという特徴があり、番茶よりもカフェインの含有量は少なめです。
カフェインの量が少なく刺激も少ないということでほうじ茶は子どもやお年寄りにも愛飲されています。


カフェイン含有率は以下の通りです。
  • レギュラーコーヒー:0.04%
  • ほうじ茶:0.02%
  • 紅茶:0.05%
  • ウーロン茶:0.02%
  • 玉露:0.16%
  • 番茶:0.01%
  • 煎茶:0.02%

150mlあたりのカフェイン量は以下の通りです。
  • ほうじ茶:30mg 〔茶15g/90℃ 650ml、0.5分〕
  • 煎茶:30mg 〔茶10g/90℃ 430ml、1分〕
  • 番茶:15mg 〔茶15g/90℃ 650ml、0.5分〕
  • ウーロン茶:30mg 〔茶15g/90℃ 650ml、0.5分〕
  • 紅茶:45mg 〔茶5g/熱湯360ml、1.5〜4分〕
  • コーヒー:90mg 〔コーヒー粉末10g/熱湯150ml〕

妊娠中・胎児へのカフェインの影響〜ほうじ茶の摂取目安

妊婦が摂取したものは胎盤を通して胎児の体へ吸収されるため、妊娠中に刺激物であるカフェインを大量に摂取すると胎児に悪影響、といわれています。
カフェインには他にも鉄分を壊す作用があり、食後にカフェインの含まれている飲み物を飲むと食事中に摂取した鉄分の半分以上が失われてしまうといわれているので、貧血を起こしやすい妊婦にはおすすめできません。

しかし、少量のカフェインは害にならないため、カフェインの多く含まれているコーヒー、コーラ、栄養ドリンクなどを大量に飲まなければ問題ありません。
逆にカフェインが含まれていないかどうか神経質になりすぎてストレスを抱えるほうが胎児に悪影響でしょう。
妊娠中は水分が恋しくなったり、不安や緊張をやわらげるための良い香りのする飲み物が欲しくなったりするものです。

妊娠中1日に1リットル程度のほうじ茶を飲んでいても元気な赤ちゃんを産んだ妊婦さんもいます。
妊娠中は食べ物の好みや味覚が変わり、食べられるものや飲めるものが限られるので、栄養不足や脱水症状を防ぐため食べられるものを食べ、飲めるものを飲めばよい、とアドバイスしている医者もいます。

コーヒーと紅茶のカフェイン含有量は同じくらいですが、1日2−3杯程度なら問題はないといわれているので、ほうじ茶の場合は3−4杯程度ならば問題はないでしょう。
どうしても不安な場合はカフェインの含まれていない麦茶やハーブティーを飲むのもよいかもしれません。
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